あきこダイアリー

日々の垂れ流し。

稽留流産したこと。

全然更新してない上にいきなりヘビーな話。

今手術の麻酔から覚めて暇なので書く。

垂れ流しなので、無視して欲しい。

 

2歳差がいいなと前から思っていたので

そうすぐにはできないだろうと早めに妊活開始。

多嚢胞気味の卵巣だから

本当は不妊治療を専門としたクリニックにかかりたかったが

ここはロンドン、そう簡単ではない。

プライベートだとお金がかかりすぎるし

NHSだと若くてすでに子どもがいる場合

不妊治療をしてくれないらしい。

そんなわけでBootsで買った排卵検査薬で

タイミングを測る、くらいの妊活をしていた。

 

 

11月に陽性が出て5w半ばくらいにエコーでみてもらった。

(風邪を引いていたので薬をだすかの判断のため)

子宮内に小さい胎嚢を確認した。

2週間後に一時帰国の予定があり、

フライトの前にもう一度診察を受けることとなった。

 

2週間後、残念ながら胎嚢の中には何も見えず

ドクターははっきりと言わなかったが

無駄にネットで知識をつけたわたしには

稽留流産だということが分かった。

 

 

そのとき母がイギリスに来ていたので

結果をその場で伝えた。

母はかなりズバズバ言うタイプで、

その言葉たちがわたしにはつらすぎた。

しかし母の前で泣くわけにはいかず、

夫がいつもよりは早めに帰ってきてくれ、

2人きりになったときやっと心から泣くことができた。

 

初期の流産は10-20%の確率で起こること、

それは染色体異常などが原因で母体の問題ではなく

どうしようもない、そういう卵だっただけだということ。

それはよくわかっていても、

新しい家族ができるという喜びや

夫と私の子どもという大切な存在の喪失は大きかった。

 

 

号泣したあとはきちんと心の中は落ち着いた。

今この子には会えないが、いつかきっとどこかで会える。

そう思えた。

 

 

 

完全に自分の中で整理がつくと

もう涙は出なかった。

そのまま一時帰国し、すぐ病院にかかり流産手術の予約。

そして今日手術を終えた。

 

 

麻酔中、ぐるぐると夢を見ていた。

Hamleysのような明るくキラキラしたところで

丸々とした男の子の赤ちゃんがにこにこしていた。

娘もいて、走り回って捕まえるのが大変だった。

 

麻酔から覚めかけつつ意識が戻ったり遠のいたりしてる間も

ずっとその夢を見ていた。

 

 

ちがう次の子なのか、この子なのかわからないけど

またすぐ会えるんだとわかった。

スピリチュアルなものは信じていないが

この楽しくて嬉しい気持ちはそうなんだ、と思っている。

 

 

妊娠はすぐにできるわけでもなく、

妊娠したからといって無事に元気な子どもを出産できるということはない。

これまでたくさんの女性が黙って経験してきた流産は、他人事でしかなかった。

 

無事に生まれ健康に育ってくれている娘を見ると本当に奇跡だなと思う。

柔らかくて、いい匂いがする新しい未来。

 

いつかまた新しい命を腕に抱けることを祈っている。

さよなら、わたしと夫の子ども。

きっとすぐ会えるよ。またね。